17・18世紀のオシロイ

17・18世紀のオシロイ

kesyouhin

オシロイの製法は数百年にわたっていっこうに進歩しなかったので、当時の紳士たちは美人と接吻したり、抱きあったりすると、オシロイとクリームで上衣がめちゃめちゃになった。

これは化粧品が不完全だったためで、美人といちゃついた証拠のよごれくらいは、戻りのタクシーのなかでハンカチーフか指先でポンと叩くだけで、たわいなく消えてしまう今日のオシロイとは、雲泥の相違であった。

18世紀になると、新聞が登場してそれに化粧品の広告が載るようになり、危険のない植物性の原料からつくった化粧品というのが謳い文句になったが、本当は正体が曖昧で、1777年に創刊されたフランスの最初の日刊新聞「ジャーナル・ド・パリ」の記事によると、多くの化粧品が依然として、朱、鉛丹、錫、鉛、硝黄、水銀などの有害な原料を使っていることが警告されている。

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